海外キャッシングの手数料

海外キャッシングとは、クレジットカードのキャッシング機能を利用して現地のATMからお金を引き出すことです。

国際キャッシュカードとの違いは、国際キャッシュカードは自分の口座にあるお金を両替して引き出すのに対して、海外キャッシングではクレジットカード会社からの借金で引き出すということです。

とかくと、僕のような借金嫌いな人間は、それだけで恐怖を感じるわけですが、実は手数料面では国際キャッシュカードよりも圧倒的にお得で、しかも、使い勝手は国際キャッシュカードとあまり変わらなかったりします。

以下で海外キャシングの際に発生する手数料を紹介していきますので、上手に工夫して効率よく両替して下さい。

カード年会費

クレジットカード自体の年会費です。
無料のものから数万円のものまで様々ですが、基本は年会費無料のものか、ある程度の利用で年会費を無料に出来るカードを選ぶのがGood。

三井住友VISAカード 1,312円(初年度年会費無料)
次年度以降は条件によって無料
楽天カード 無料

引き出し手数料

現金を引き出す度に発生する手数料です。
引き出し手数料は1回あたりいくらっていう形で発生するため、ちょこちょこ下ろすと結構手数料が掛かるため注意が必要です。

たとえば、20,000円分を引き出し→手数料200円となるため、実質1%も手数料を取られることになります。

これを避けるために大きな金額を下ろすと本末転倒なので小口でお金を下ろしたい場合は、引き出し手数料が安い所を選ぶべきです。

三井住友VISAカード 105円(1万円以下)
210円(1万円以上)
楽天カード 105円(1万円以下)
210円(1万円以上)

金利

先にも書いたとおり海外キャッシングは基本的に借金なので金利が発生します。
キャッシングの金利はどこも似たり寄ったりで年率18%程度です。通常、1回払いでもカードの締め日から支払日まで1ヶ月くらいの金利を負担する必要があるため繰り上げ返済をしない場合は利用額の1.5%程度が掛かります。

繰り上げ返済をすることで出来るだけ少なくすることが出来るので、繰り上げ返済のしやすいカードを利用するのが大事です。

注意点としては、楽天カードの様に海外利用は自動的にリボ払いとなってしまうカードの存在です。リボ払いの場合、長期間にわたり金利を負担することになり、結果多くの手数料が掛かるので、必ずすぐに繰り上げ返済するようにしましょう。

三井住友VISAカード 年利18%(0.05%/日)
※一部金利の優遇で15%設定有り
楽天カード 年利18%(0.05%/日)

為替手数料

多くに日系のカードの場合、為替手数料が無料です。
通常、ショッピング利用の場合為替レートに対して1.63%の手数料が掛かるのですが、キャッシング利用の場合はこの手数料が不要。このため、1ヶ月以内に繰り上げ返済すれば、ショッピング利用よりも手数料が安く済むことになります。

また、国際クレジットカードではこの手数料が4%前後かかるため、海外キャッシングの方がレート的に有利な一番大きな理由となっています。

三井住友VISAカード 無料
楽天カード 無料

その他、振り込み手数料や電話代など

海外キャッシングを効率よく利用するためには繰り上げ返済は欠かせません。
繰り上げ返済のためにはカード会社のサポート窓口に電話して振り込み口座を聞き振り込みするか、カード会社の指定するATMから入金する必要がありますが、この時に電話代とATMの手数料などが掛かります。

海外に長期滞在して定期的に繰り上げ返済する場合、電話代がバカにならないので注意が必要です。

それでも手数料は格安!

国際キャッシュカードと同じ条件で手数料を比較してみましょう。
こちらは旅行初日に引き出し、帰国後すぐに繰り上げ返済した場合で考えてみたいと思います。

2万円分引き出し 5万円分引き出し
三井住友VISAカード 310円
(実質1.6%)
460円
(実質0.9%)
楽天カード 310円
(実質1.6%)
460円
(実質0.9%)

恐るべき安さです。。。
クレジットカードのショッピング利用1.63%より安いというのは凄まじく好条件レートですが、反面、繰り上げ返済などの手間が掛かるので少額であればあまりメリット無いかも。

長期滞在で多くのお金が必要な場面で、且つ、ネットバンク経由で繰り上げ返済が出来る場合に特にオススメです。

 

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