国際キャッシュカードの手数料

国際キャッシュカードを利用する際に発生する手数料について解説します。どんな手数料が発生するかを頭に置きつつ上手に利用しましょう!

また、一例としてJTBが発行している「MoneyT Global」とTポイントが貯まる「キャッシュパスポート」の手数料を元に実際に幾らくらい掛かるのかも紹介します。

カード発行手数料

まずはカードを発行する際にかかる手数料。
無料のところと500円程度の手数料が掛かるところがありますが、発行手数料は最初だけなので今後何度も利用するならあまり気にする必要はないかと。

MoneyT Global 525円(初回のみ発生)
キャッシュパスポート 無料

年会費

一方、気をつけるべきは年会費。
こちらも無料の所から2,000円程度の年会費が掛かるところまでありますが、利用頻度が低い場合、レートがお得でも年会費負けしちゃうことがあります。年間に最低でも10万円以上使う予定がない場合は年会費が掛かるカードは避けるべきです

MoneyT Global 無料
キャッシュパスポート 12ヶ月利用がない場合に150円/月

引き出し手数料

現金を引き出す度に発生する手数料です。
新生銀行のように無料の所もありますが、多くの国際キャッシュカード(インターナショナルキャッシュカード)で200円程度の手数料が発生します。

引き出し手数料は1回あたりいくらっていう形で発生するため、ちょこちょこ下ろすと結構手数料が掛かるため注意が必要です。

たとえば、20,000円分を引き出し→手数料200円となるため、実質1%も手数料を取られることになります。

これを避けるために大きな金額を下ろすと本末転倒なので小口でお金を下ろしたい場合は、引き出し手数料が無料の所を選ぶべきです。

MoneyT Global 200円/回
キャッシュパスポート 200円/回

ATM利用手数料

もう一つややこしいのがこちら。
こちらは現地のATMを利用する際に発生する手数料で、各国の銀行ごとに手数料が異なります。こちらはどの国際キャッシュカードを利用しても掛かるため、比較しようがないのですが、こういった費用があることだけは頭に入れておきましょう。

引き出し手数料とおなじく1回あたりいくらっていう形で発生します。

MoneyT Global 現地の銀行が定める手数料
キャッシュパスポート 現地の銀行が定める手数料

為替手数料

日本円の預金を現地通貨で引き落とすため為替手数料(両替手数料)が発生します。

通常両替時のレートに加算される形で支払うことになり(見た目上のレートが悪くなる)、3~4%の手数料が掛かります

MoneyT Global 4%
キャッシュパスポート 4%

実は結構手数料が掛かる!

国際キャッシュカードの広告用サイトなどを見ていると「手数料無料!」とか現地両替所と較べてお得なんて言う表現がたくさん有りますが、実は手数料が結構掛かるため、それほどお得じゃないというか、むしろトータルではレートが悪くなることが多いです。

たとえば、2万円、5万円をそれぞれ引き出したときの手数料を計算してみましょう。

2万円分引き出し 5万円分引き出し
MoneyT Global 1,000円
(実質5%)
2,200円
(実質4.4%)
キャッシュパスポート 1,000円
(実質5%)
2,200円
(実質4.4%)

国によっては上記の他にATM利用手数料が掛かる場合があります。
ちなみに僕が住んでいる香港のHSBCのATMの場合、追加手数料は発生しません。国ごとにバラバラなので滞在国によって調べておく必要がありそうです。

 

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